焼香の正しいやり方を覚えておきましょう

2019年12月21日
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葬儀のマナーを頭に入れておけば、急に葬儀に参列することになったときも慌てることがありません。特に正しい焼香のやり方を覚えていれば、自分に順番が回ってきたときに冷静に対応できます。まず、立礼焼香と座礼焼香など、複数の種類があることを知っておきましょう。

立って行う立礼焼香は、参列者の席が椅子の斎場で選ばれるスタイルです。順番が回ってきたら、まずは次の人に会釈をしてから祭壇に向かいます。祭壇の前で遺族と僧侶に一礼し、次に祭壇に近づいて遺影に一礼します。それから、右手の親指と人差し指、中指で香をつまみ、つまんだ香を額の高さまで移動させてから静かに香炉に落とします。

そして、遺影に合掌してから、遺族に一礼して自分の席に戻ります。また、座って行う座礼焼香は、畳が使われている斎場で選ばれているスタイルです。次の人に会釈をしてから中腰で祭壇まで進み、座り直してから遺族と僧侶に一礼します。

それから遺影に一礼し、両手で体を支えながら膝を引きずるように移動します。祭壇の前の座布団に正座をし、焼香したら合掌して、向きを変えずに膝をついたままで後ろに下がります。そして、僧侶と遺族に一礼してから立ち上がり、中腰で自分の席に戻りましょう。ちなみに、回し焼香は自宅葬や法要などで選ばれるスタイルです。香炉をのせた盆は次の人へ回しますが、その際は香炉を丁寧に扱うことが大切です。また、香炉は見た目よりも重く感じますので、落とさないように十分気をつけましょう。

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