告別式に要する時間はどれくらい
2017年01月26日
告別式は、通夜の翌朝十時か十一時ごろからおこなう法要です。遺体を火葬する前に、最後の祈りをささげます。故人の顔を見るのも最後となり、主に近親者のみの会となることが多いです。お寺さんのお経は、通夜のよりはあっさりとしており、その後遺体の頭周りに、供花からとってきた花を一人一人が最後の言葉をかけながら置いていきます。その後、棺のふたをします。
昔は、このふたを石と釘でトンカチやってとめました。しかし、今はきちんとはまる素敵なふたとなっており、釘などでとめる必要がありません。カバーの布をかけて終わりです。時間にしてどれくらいでしょうか。約三十分少々です。通夜の約半分ぐらいの時間となります。でも、通夜と違い明日は、生身の体と会えないと考えると、今生の別れと言えます。
短い中にも凝縮された中身の濃い時間となります。その後の霊柩車とバスで火葬場へ向かい骨を拾って帰ってくるまでのほぼ半日の日程を考えると、午前中の儀式は、ほんとうに短いと言えます。最後の最後に7回忌の繰り上げ法要と称してお経を少しあげて全ての葬儀は終了です。短い時の中の別れだからこそ、凝縮されていて濃いそして熱い愛情・感謝にあふれたセレモニーとなります。