焼香のやり方は宗派によって違うから学ぼう

2021年05月11日
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仏式の葬儀の時に困ることとされているのは、焼香のやり方です。実は宗派によって大きく違いがあるため、事前に宗派について遺族や周囲の人に確認してから参列しないと大変失礼なことになってしまうため、十分な注意が必要となります。

多くの場合立礼焼香が一般的とされており、遺影の前に立った状態で行うことが多いです。順番が来たら係員に案内されるため、それに従ってやれば問題ありません。ただし、地域によっては自宅での葬儀が一般的とされているため、立礼焼香を行うスペースがないことも多いです。

その場合は座って行うものや道具を参列者に回して行う方法をとることが多いです。一般的な順番は遺族の次が一般的な参列者となります。遺族の中でも近しい間柄の人を優先的に行うことが多く、喪主・配偶者などが先に立ち、遺族の親族は後のほうです。

天台宗の場合は1回ないし3回つまんでそのまま香炉にくべて合掌することで問題ありません。真言宗は3回繰り返すことで問題ないといいます。浄土宗は回数が決まっていないため、3回程度行う人が多いです。日蓮宗なども基本的には真言宗と同じやり方だといいます。

ただし曹洞宗や浄土真宗の場合は特殊なやり方となります。1回目は軽く押し頂いて香炉にくべ、2回目はそのままくべるのが曹洞宗です。浄土真宗の場合、1回だけ香炉にくべてそのあと合唱して南無阿弥陀仏を唱えることが必要となります。

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