告別式で受付を頼まれた場合には

2017年02月08日
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告別式には、遺族や親族、職場関係者、近所の人たちが助け合い、喪主、受付係、会計係、接待係、司会進行係などの役割を決めて会葬者の対応をすることがあります。葬儀を滞りなくとり行ない、弔問客の対応をするためにはスタッフ以外にも協力をお願いし、役割を分担することでスムーズに進みます。地方によっては、地域ごとに「助け合い組織」のようなしきたりがあるところがあります。

その場合にはそうした地域の組織や、隣組、町内会のようなグループにすべておまかせすれば、近所の人が台所係、接待係、交通整理などの世話役を分担して行なってくれます。最近では葬儀会社に任せるケースも多いですが、もし任せられた場合には故人の気持ちを大切にしながらマナーを守って行いましょう。また受付係は、遺族の代理となって会葬者(弔問客)を迎える立場です。

当然のことながら服装も、振る舞いもすべて遺族の立場になって行います。必ず喪服を着用します。靴はエナメルはいけません。そして、光る飾りのついたものは不可です。女性の場合は長い髪の場合は後ろでまとめるなど慎みのある髪型にします。動き回ることが多いので、ハイヒールのかかとは低いものをおすすめします。香典を手渡されることが多いですが、お預かりしますと言い、香典を両手で受け取って一礼します。香典には現金が入っているので、取扱には十分に注意をしましょう。会計係は受付のすぐ後ろにおり、後ろ向きで記帳や計算を行ないます。役割の範囲は予想以上に広範囲となります。係を頼まれた場合には、会場のレイアウトや全体の式の流れを頭に入れて、焼香は会葬者の少ない時間に行いましょう。

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