これと言ったルールはないので自由で良い
2020年10月21日
以前、高貴な方の焼香のやり方を巡ってSNSで大論争に発展したことがありました。そのときには、葬儀屋に努めているという人の発言が注目され、メディアでも取り扱われたことが記憶に新しいです。その人のツイッター上での発言によれば、これと言った決まりはなく、また、ルールを押し付けることも葬儀の場では好ましいことではないことという趣旨を述べた上で、ある程度自由であっても構わないという発言をして評価されることになりました。
大切なことは、周囲の人に合わせることであり、自分ルールを押し付けることが、葬儀の場ではふさわしいことではないという指摘です。マナーやルールに厳しい日本社会においては、少しの逸脱も許さないといった雰囲気を醸成させてしまうことが多々あります。
しかしながら、葬儀などの儀式では、できるだけ周囲に合わせつつも、ある程度自由さが尊重されることが好ましいということです。葬儀は儀式の一つであり、厳かに行われるべきことです。人生の終焉を飾る儀式であるということを念頭に置き、できるだけ恥ずかしくないふるまいを心がけることが重要です。
そのためには、周囲をよく見たり、わからないことは率直に質問することです。